静岡の和食処

七月の旬の食材

魚介類

穴子
穴子は、岩石の隙間や海底の砂泥に穴を掘って生息しています。巣穴から頭、もしくは半身を乗り出しているためにこの名がつき ました。
体の側面にある白い斑点が竿秤の目盛りに似ていることからハカリ目とも呼ばれています。
主な成分とその効能
穴子は、比較的栄養価の高い魚ですが、脂肪がウナギの半分以下しかないので、カロリーを気にする方に最適です。
EPA
動脈硬化 脳梗塞 心筋梗塞 コレステロール抑制 血液サラサラ 高血圧
DHA
コレステロール抑制 精神安定 動脈硬化 白内障 不眠症 痴呆症 視力回復 免疫力アップ 記憶力向上 生活習慣病
ビタミンA
抗酸化作用 美肌 粘膜 目疲れ ガン予防 動脈硬化 風邪予防 免疫力アップ 生殖機能維持
亜鉛
コラーゲン生成 美肌 毛髪(抜け毛、薄毛など 味覚機能維持 抗酸化作用 活性酸素除去 生殖機能維持 ホルモンバランス 糖尿病 アルコール代謝 免疫力維持 血糖値の維持 精神安定
カルシウム
骨軟化症 骨粗しょう症 自律神経失調症 不眠症 精神安定

間八(かんぱち)
間八は鰤(ぶり)の仲間で、成長するにつれて呼び名が変わる出世魚です。
眼を通る暗色の斜帯があり、これを上からみると「八」の字にみえることから間八(かんぱち)と呼ばれるようになりました。
藻雑魚(もじゃこ)約3〜7cm→汐っ子(しょっこ)約35cm以下→しおご約35〜60p→赤鼻(あかはな)約60〜80p→間八(かんぱち)約80p以上
主な成分とその効能
間八には血色素のヘモグロビンの主成分となる鉄も含まれており、貧血や冷え性の予防・改善に役立ちます。
IPA
血液サラサラ 動脈硬化 高血圧 コレステロール抑制 脳卒中 心筋梗塞 ガン予防
EPA
動脈硬化 脳梗塞 心筋梗塞 コレステロール抑制 血液サラサラ 高血圧
DHA
コレステロール抑制 精神安定 動脈硬化 白内障 不眠症 痴呆症 視力回復 免疫力アップ 記憶力向上 生活習慣病
鉄分
貧血 肉体疲労 頭痛 立ちくらみ 動悸 息切れ 肩こり 不眠症 冷え性
ナイアシン
肝臓病 血行促進 精神安定 糖尿病 脳 二日酔い 不眠症 毛髪(抜け毛、薄毛など) 美肌

鱸(すずき)
鱸は、幼魚から成魚までの間に何回か名を変える出世魚です。
血合いまで白っぽい白身の魚で、鱸という名も「ススギ洗いしたような綺麗な身」から由来しており、身はタイに似て柔らかくあっさりしているのが特徴です。
関東よりも関西でよく食べられています。
主な成分とその効能
だるさ、疲労回復、整腸作用、利尿作用、安胎作用などの他、女性の月経に伴う不快な症状にも良いとされています。
ビタミンA
抗酸化作用 美肌 粘膜 目疲れ ガン予防 動脈硬化 風邪予防 免疫力アップ 生殖機能維持
ビタミンB2
脳 目 毛髪(抜け毛、薄毛など) 口内炎 鼻炎 咽喉頭炎 消化不良 胃炎 大腸炎 下痢 角膜炎 脂漏性湿疹 神経痛 不眠症 頭痛 めまい 肉体疲労 体力減退、肝機能不全
ビタミンD
骨粗しょう症 虫歯 目 筋肉 ホルモンバランス 糖尿病 ガン予防

鱧(はも)
「梅雨の水を飲んで育つ」と言われるようにサッパリとした味が美味しい夏のハモは、 堅い小骨が多い魚で、背側から身にかけて、3cmくらいの骨が鉤上に生えています。
食べるには「骨切り」という下処理が必要となりますが、これは開いたハモの身に「一寸(約3cm)につき26筋」といわれる細かい切りこみを入れて小骨を切断し、しかも皮を切らないという技法で、熟練の技を必要とするものです。
鱧(ハモ)の旬は、「金ハモ」「松茸ハモ」「名残ハモ」などと呼ばれる、産卵を終えて食欲が増し、脂がのって味にコシが出てくる秋もあります。
夏バテ防止に、 シコシコと歯ごたえのハモの刺身、 焼き物、 ハモ鍋、 ハモ雑炊など、ハモ料理を味わってみませんか?
主な成分とその効能
ハモの皮にはコンドロイチンがたくさん含まれており、皮膚の老化を防止する効果がありますので、紫外線が強く、体力を消耗する夏には打って付けの魚といえます。
DHA
コレステロール抑制 精神安定 動脈硬化 白内障 不眠症 痴呆症 視力回復 免疫力アップ 記憶力向上 生活習慣病
ビタミンA
抗酸化作用 美肌 粘膜 目疲れ ガン予防 動脈硬化 風邪予防 免疫力アップ 生殖機能維持
ビタミンD
骨粗しょう症 虫歯 目 筋肉 ホルモンバランス 糖尿病 ガン予防

真鯒(まごち)
食べては 「夏のフグ」とも称される真鯒は、夏から仲秋にかけてが旬ですが、魚屋の店頭に出回る事はありません。それは、真鯒の漁獲が少なく、ほとんどが料理屋に直行してしまうからです。
高タンパク低カロリーで、刺身・天ぷら・ちり鍋・椀物・煮付け・焼き物などさまざまな料理として人気の高く、特にテッサナミと呼ばれる薄造りの刺身は、スズキと並んで夏のお造りとして有名です。
関東では、夏の真鯒を「照り鯒」と呼ぶ事もあります。
主な成分とその効能
鯒は、カサゴなどと同様、頭部にある頬肉が一番美味しいとされています。
亜鉛
コラーゲン生成 美肌 毛髪(抜け毛、薄毛など 味覚機能維持 抗酸化作用 活性酸素除去 生殖機能維持 ホルモンバランス 糖尿病 アルコール代謝 免疫力維持 血糖値の維持 精神安定
カリウム
高血圧 心筋梗塞 筋肉 便秘 むくみ
ビタミンB2
脳 目 毛髪(抜け毛、薄毛など) 口内炎 鼻炎 咽喉頭炎 消化不良 胃炎 大腸炎 下痢 角膜炎 脂漏性湿疹 神経痛 不眠症 頭痛 めまい 肉体疲労 体力減退、肝機能不全
ナイアシン
肝臓病 血行促進 精神安定 糖尿病 脳 二日酔い 不眠症 毛髪(抜け毛、薄毛など) 美肌
マグネシウム
心臓病予防 精神安定 集中力アップ 筋肉痛緩和 便秘解消 血液サラサラ 骨粗しょう症 糖尿病 頭痛 むくみ 肥満 コレステロール抑制

野菜

アスパラガス
ギリシャ語で「新芽」を意味する「アスパラゴス」が語源といわれ、葉や枝が出る前の若い芽と茎を食用にします。
グリーンとホワイトがあり、土をかぶせて日光に当てず育てたものがホワイトアスパラガス、日光に当てたものがグリーンアスパラガスです。
ヨーロッパでは、ホワイトアスパラガスが「高貴な春野菜」として扱われていて、日本の「桜前線」のような「ホワイトアスパラガス前線」があるそうです。
主な成分とその効能
アスパラガスは、名前からも分かるようにアミノ酸の一種であるアスパラギン酸が多く含まれています。
美肌に効果があるとされるアスパラギン酸は、新陳代謝を促し、たんぱく質合成を高めるため疲労回復や滋養強壮にも効果があると言われています。
アスパラギン酸
疲労回復
グルタチオン
ストレス 免疫力強化 ガン予防 老化 肝機能 抗酸化作用
ビタミンA
抗酸化作用 美肌 粘膜 目疲れ ガン予防 動脈硬化 風邪予防 免疫力アップ 生殖機能維持
ビタミンB2
脳 目 毛髪(抜け毛、薄毛など) 口内炎 鼻炎 咽喉頭炎 消化不良 胃炎 大腸炎 下痢 角膜炎 脂漏性湿疹 神経痛 不眠症 頭痛 めまい 肉体疲労 体力減退、肝機能不全
ビタミンC
動脈硬化 美肌 ガン予防 免疫力強化 しみ・そばかす 老化 コラーゲン生成
ビタミンU
十二指腸潰瘍 胃潰瘍 胃酸過多 胃腸病
フラクトオリゴ糖
肥満 便秘 動脈硬化 整腸作用 虫歯予防
メチルメチオニン
胃潰瘍 粘膜の強化 胃酸過多 胃腸病 十二指腸潰瘍
葉酸
毛髪(抜け毛、薄毛など) 口内炎 貧血 動脈硬化 抗血栓 血行促進
ルチン
抗酸化作用 血管強化 動脈硬化 高血圧 血行促進

オクラ
オクラは、若い鞘を食べる野菜で、星のような切り口をしています。
アフリカ東北部原産のオクラが日本へ渡来したのは19世紀中頃で、本格的に野菜として栽培されるようになったのは1950年代以降のことです。
当初は、アメリカから渡来したため、アメリカネリと呼ばれていました。
主な成分とその効能
オクラのネバネバの成分はペクチン、アラバン、ガラクタンなどといった食物繊維の混合物です。
カルシウム
骨軟化症 骨粗しょう症 自律神経失調症 不眠症 精神安定
コンドロイチン
心筋梗塞 心臓疾患 肝機能 美肌 老化 関節痛 骨粗しょう症
鉄分
貧血 肉体疲労 頭痛 立ちくらみ 動悸 息切れ 肩こり 不眠症 冷え性
ビタミンA
抗酸化作用 美肌 粘膜 目疲れ ガン予防 動脈硬化 風邪予防 免疫力アップ 生殖機能維持
ビタミンB1
脚気予防 疲労回復 ストレス解消 肝臓 脳 神経痛 肩こり、腰痛、便秘
ビタミンB2
脳 目 毛髪(抜け毛、薄毛など) 口内炎 鼻炎 咽喉頭炎 消化不良 胃炎 大腸炎 下痢 角膜炎 脂漏性湿疹 神経痛 不眠症 頭痛 めまい 肉体疲労 体力減退、肝機能不全
ビタミンC
動脈硬化 美肌 ガン予防 免疫力強化 しみ・そばかす 老化 コラーゲン生成
ビタミンK
歯茎 痔 骨
β-カロチン
胃 風邪 花粉症 ガン予防 肝機能 血行促進 抗酸化作用 精神安定 動脈硬化 粘膜強化 脳 肌荒れ 疲労回復 目疲れ 老化
ペクチン
コレステロール抑制 糖尿病 動脈硬化 肥満 便秘
ムチン
アレルギー疾患 動脈硬化 便秘 風邪 胃腸病 胃潰瘍

冬瓜
冬瓜は、平安時代から食されている、日本人にとって馴染み深い野菜です。
暑い時期に収穫されますが、貯蔵がきくため、冬まで保存できることから冬瓜、または寒瓜とも呼ばれています。
主な成分とその効能
利尿効果がある冬瓜は、むくみをとったり、熱を下げたりする効能があると言われています。
カルシウム
骨軟化症 骨粗しょう症 自律神経失調症 不眠症 精神安定
カリウム
高血圧 心筋梗塞 筋力強化 便秘 むくみ
ビタミンC
動脈硬化 美肌 ガン予防 免疫力強化 しみ・そばかす 老化 コラーゲン生成

バジル
バジルは、江戸時代には目箒(メボウキ)と呼ばれ、すでに香辛料として用いられていました。
バジルの種子を水につけるとゼリー状になり、目のゴミをとるのに使われたので、目箒と呼ばれたものです。
葉にクローブに似た甘い香りを持つ、古くから尊ばれてきたこのハーブは、ギリシア語の「香りを楽しむ」に由来すると言われています。
主な成分とその効能
バジルを刻んだ茎葉を布袋にたくさん詰めて、浴槽に浮かべて入浴すれば、からだが温まり、湯ざめしにくく、冷え症やリウマチ・神経痛・肩こり・腰痛などに良いとされています。
カルシウム
骨軟化症 骨粗しょう症 自律神経失調症 不眠症 精神安定
ビタミンA
抗酸化作用 美肌 粘膜 目疲れ ガン予防 動脈硬化 風邪予防 免疫力アップ 生殖機能維持
ビタミンK
歯茎 痔 骨

辣韮(らっきょう)
辣韮の原産地は中国です。
日本には薬用植物として平安時代に渡来し、野菜として栽培が始まったのは江戸時代からで、辛辣(しんらつ)な味を持つ韮(にら)というところから辣韮になったといわれています。
葉つきで若い鱗茎を生食するエシャロットは早取りした辣韮の商品名です。
主な成分とその効能
辣韮特有の匂いは、豊富に含んでいる硫化アリルから発せられているもので、血液の流れをよくして浄化する働きがあるため、血液をサラサラにする作用があります。
アスパラギン酸
疲労回復
硫化アリル
風邪 ガン予防 血行促進 抗炎症作用 高血圧 殺菌作用 動脈硬化 糖尿病 疲労回復 不眠症

果物

李(すもも)
すももは大きく分けて、中国原産の「日本すもも(プラム)」と、ヨーロッパコーカサス原産の「西洋すもも(プルーン)」の2つに分類され、それぞれ色や味が異なります。
ちなみに、すももは英語で「プラム」、フランス語で「プルーン」といいます。
李の主な成分とその効能
李には、有機酸が多く含まれているので、季節の果物として生食するだけでなく、核を取って干した李を食用とすれば、適度な酸味が食欲を増し、身体のためにもなります。
カルシウム
骨軟化症 骨粗しょう症 自律神経失調症 不眠症 精神安定
クエン酸
疲労回復 精神安定 食欲増進 肩こり 筋肉痛 肝臓病 ストレス 利尿作用
鉄分
貧血 肉体疲労 頭痛 立ちくらみ 動悸 息切れ 肩こり 不眠症 冷え性
ビタミンA
抗酸化作用 美肌 粘膜 目疲れ ガン予防 動脈硬化 風邪予防 免疫力アップ 生殖機能維持

ブルーベリー
ブルーベリーは、北米原産のツツジ科スノキ属の低木性の果樹です。
国産のブルーベリーの旬は6月から9月頃ですが、海外からの輸入も多く、春・秋はアメリカから、冬・初春はニュージーランドなどから年間を通じて輸入されています。
主な成分とその効能
ブルーベリーの「アントシアニン」と呼ばれる栄養成分には血行を改善して目へ栄養が流れやすくする効果があるほか、目の「物を見る」働きを補助する効果もあります。
アントシアニン
動脈硬化 抗酸化作用 抗血栓 目疲れ 視力回復
カテキン
花粉症 ガン 高血圧 抗酸化作用 殺菌作用 糖尿病 痴呆症

他月の食材
睦月(1月)  如月(2月)  弥生(3月) 卯月(4月) 皐月(5月)  水無月(6月)
文月(7月)  葉月(8月)  長月(9月) 神無月(10月) 霜月(11月)  師走(12月)
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