静岡の和食処

四月の旬の食材

魚介類

青柳(あおやぎ)
バカガイを剥き身にしたものを青柳と言います。
青柳というのは、千葉県市原市の地名で、その昔、バカガイの集積地(集めて出荷する場所)だったため、バカガイの貝殻を取り除いたものが青柳と呼ばれるようになりました。
青柳の主な成分とその効能
コレステロールがやや多めですが、たんぱく質、脂肪ともに低く、ヘルシーな食材です。
カリウム
高血圧 心筋梗塞 筋力強化 便秘 むくみ
カルシウム
骨軟化症 骨粗しょう症 自律神経失調症 不眠症 精神安定
タウリン
肝臓 高血圧 コレステロール抑制 血液サラサラ 動脈硬化 肉体疲労 眼精疲労
ベタイン
肝機能強化 コレステロール抑制 脂質のエネルギー代謝活性
リン
血液サラサラ 肥満 糖尿病 腎臓

蛍烏賊(ほたるいか)
蛍烏賊の腕の先端にはそれぞれ3個の大型発光器があります。
網に触れるなどの刺激を受けたときに光るため、外敵に対する威嚇のためであると考えられています。
また体表面には約1000個の小型発光器を持っていますが、これらは外敵から姿を隠す働きをしているようです。
古くから、春の富山湾ではホタルイカ漁が行われており、その海域は、国の特別天然記念物に指定されています。
主な成分とその効能
産卵直前で身の張っている4月前後の蛍烏賊は、柔らかく、むっちりとした独特の甘みがこたえられない美味しさです。
たんぱく質
免疫力強化 筋肉疲労 筋肉痛 筋肉、筋力強化 骨粗しょう症 毛髪(抜け毛、薄毛など)
ビタミンA
抗酸化作用 美肌 粘膜 目疲れ ガン予防 動脈硬化 風邪予防 免疫力アップ 生殖機能維持
ビタミンB12
ストレス解消 精神安定 貧血 疲労回復 不眠症
ビタミンE
抗酸化作用 動脈硬化 老化 美肌 疲労

野菜

おかひじき
おかひじきの旬は、4〜6月です。
海草のひじきに似ていることから「おかひじき(陸ひじき)」と名前が付けられました。
北海道から九州の海岸砂地に自生する一年草の植物で、お浸し、和え物、汁物の具など、古くから食用に用いられています。
おかひじきの主な成分とその効能
ビタミンAはほうれん草とほぼ同量、カルシウムに関しては、ほうれん草の約3倍も含まれています。
カルシウム
骨軟化症 骨粗しょう症 自律神経失調症 不眠症 精神安定
ビタミンA
抗酸化作用 美肌 粘膜 目疲れ ガン予防 動脈硬化 風邪予防 免疫力アップ 生殖機能維持
ビタミンC
抗酸化作用 活性酸素除去 過酸化脂質生成抑制 美肌 動脈硬化 コレステロール抑制 糖尿病 コラーゲン合成 抗ストレスホルモン生成 疲労 抗ガン作用 抗ウイルス作用 免疫力アップ L-カルニチン合成 貧血
β-カロチン
胃 風邪 花粉症 ガン予防 肝機能 血行促進 抗酸化作用 精神安定 動脈硬化 粘膜強化 脳 肌荒れ 疲労回復 目疲れ 老化

春うど
うどには、寒中でも芽が出て11月〜1月に出荷される寒ウドと、 3月〜5月に発芽して出荷される春ウドがあります。
日本をはじめ北東アジアに広く分布する多年草ですが、食用とするのは日本だけです。
春うどの主な成分とその効能
うどのアク成分であるタンニンやジテルペンアルデヒドなどが持つホロ苦さは、食欲増進や新陳代謝促進効果が期待できるとされています。
カリウム
高血圧 心筋梗塞 筋力強化 便秘 むくみ
ビタミンB1
脚気予防 疲労回復 ストレス解消 肝臓 脳 神経痛 肩こり、腰痛、便秘
ビタミンB2
脳 目 毛髪(抜け毛、薄毛など) 口内炎 鼻炎 咽喉頭炎 消化不良 胃炎 大腸炎 下痢 角膜炎 脂漏性湿疹 神経痛 不眠症 頭痛 めまい 肉体疲労 体力減退、肝機能不全

ふき
冬に黄色い花が咲くので、「冬」「黄」で「ふき」という名がついたと言われています。
「春の料理には苦みを添えよ」といわれ、早春に芽を出すふきは、冬の間に蓄積された体内の老廃物を排泄するとして珍重されてきました。
春先に土から顔を出す花蕾がふきのとうです。
ふきの主な成分とその効能
ふき独特の苦み成分には、食欲増進、食中毒の予防、消炎作用があり、冬の間に体に溜まった老廃物を排出する働きがあります。
カリウム
高血圧 心筋梗塞 筋力強化 便秘 むくみ
カルシウム
骨軟化症 骨粗しょう症 自律神経失調症 不眠症 精神安定
食物繊維
便秘 歯 肥満 動脈硬化 心臓病予防 コレステロール抑制 糖尿病 高血圧 整腸作用 虫垂炎予防 大腸ガン予防 痔

果物

ホワイトマーシュ
グレープフルーツの代表格。
一般に知られている普通のグレープフルーツです。
果肉が白黄色で、果汁が多く、少し苦みを含んださわやかな味をしています。
フロリダで作られるグレープフルーツで最も多く作られているのがホワイトマーシュで、その素晴らしい味がフロリダ・グレープフルーツの名前を確固たるものしました。
ホワイトマーシュの主な成分とその効能
グレープフルーツにはビタミンCが多く、しかも果実が大きいので1つ食べれば1日に必要なビタミンCをほぼ補給することができます。
カリウム
高血圧 心筋梗塞 筋力強化 便秘 むくみ
ナリンギン
疲労回復 風邪予防 美容
ビタミンC
抗酸化作用 活性酸素除去 過酸化脂質生成抑制 美肌 動脈硬化 コレステロール抑制 糖尿病 コラーゲン合成 抗ストレスホルモン生成 疲労 抗ガン作用 抗ウイルス作用 免疫力アップ L-カルニチン合成 貧血

他月の食材
睦月(1月)  如月(2月)  弥生(3月) 卯月(4月) 皐月(5月)  水無月(6月)
文月(7月)  葉月(8月)  長月(9月) 神無月(10月) 霜月(11月)  師走(12月)
旬の食材カレンダーに戻る