ADAGIO(アダージョ)とは

音楽の標語でゆっくりと緩やかにといった意味をもちます。
あわただしい生活の中で、ゆったりとしたひとときを過ごしてみませんか?
板前料理「まえ田」では、様々なジャンルの先生をお招きし、セミナーを開催いたします。
こころとからだに潤いを!

第2回 食育講座・折り紙教室(箱鶴・小箱)

食材を選ぶこと・料理すること・おいしく頂くこと、一つ一つに深い意味があることを、物に囲まれ豊かな生活を送っている私達は忘れかけているかもしれません 。
活きた魚を調理する際、主人は必ず心の中で感謝の言葉をかけるそうです。
食に対する価値観を私たち自身が常に高めることで、よりよいものをお客様にご提供できると思います。
まえ田では、これからも心を込めておもてなしいたします。

味覚テスト

味覚テストは、7つのコップから5種類の味を選択するという検査です。
皆さん、どのコップも同じように感じ、かなり苦労されたようです。
私も初めは区別がつかず驚きましたが、突然ハッキリと味の違いが分かるようになり、なんとか全問正解できて、料理屋という立場上ほっとしました。

味オンチは亜鉛(あえん)不足

味覚障害の大きな原因は亜鉛不足です。
下の表面には、味を感じる「味蕾(みらい)」があり、この味蕾によって私たちは味を感じることができます。
味蕾は味細胞が集まってできていますが、この味細胞は新陳代謝が活発で、約30日で新しい細胞と入れ替わります。この時に必要となるのが「亜鉛」です。
そのため、亜鉛が不足すると味覚障害になるのです。

味覚を取り戻すには?

食生活を昔ながらの日本食に戻してみましょう。
偏食をやめる
  インスタント食品やファーストフードなど、手軽なものばかり食べるのを止めること。
  今、若い世代に味覚障害が増えています。
加工食品の取り過ぎに注意する
  殆どの加工食品に含まれているポリリン酸Naなどの食品添加物は、亜鉛を体内から排出してしまいます。
お酒はほどほどに
亜鉛を含む食材を意識して取る
  1日に必要な亜鉛の量は、成人男性が8mg、成人女性は6mgです。

亜鉛を多く含む食材例とその含有量
牡蠣 5〜6個 7.9mg 和牛 100g 4.2mg 豚レバー 60g 4.1mg
豚ヒレ 100g 2.1mg うなぎ 1串 1.6mg  

折り紙教室

今回は箱鶴と小箱を作りました。お茶菓子のあしらいに箱鶴の中にこんぺいとうを入れても喜ばれます。

折り鶴にもいろいろな種類があるのですが、中でも箱鶴は一番のお気に入りです。
小箱は紙のサイズを変えることで用途が広がります。
皆さん意欲的で、初めから和紙を使って挑戦したので箱鶴は難しかったようですが完成した鶴を手に喜んでおられました。

暮らしの彩り
セミナーの内容に関係した、日々の生活にちょっぴり役立つような暮らしの豆知識を載せています。
食育について考える 残留農薬の減らし方