食育とは

食育とは、国民一人一人が生涯を通じた健全な食生活の実現、食文化の継承、健康の確保等が図れるよう、食に関する様々な知識と食を選択する判断力を楽しく身に付けるための学習等の取組みを指します。
国民が健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむため、「食」の大切さをもう一度見直す事を目的とした「食育基本法」が2005年7月15日に施行されました。

食育の三本柱

@ 選食力 食を選ぶ力をつける

食べた方が良いもの・食べても良いもの・なるべく食べないほうが良いもの・食べられないもの

A 躾・マナー・作法を身に付けさせる

正しく箸を持つ・ひじをつかない

B日本の食料問題を知る

現在の日本の食料自給率(カロリーベース)は、40年前の70%と比べ約半分の40%にまで落ち込んでいます。
これは、先進国の中では最下位の数値で、食料自給率が35%にまで下がると国家が危ないとまで言われているのです。
しかし、それとは裏腹に、日本人の残飯の排出量は世界一!
1年で11兆2000億円分もの食べ物が捨てられています。
世界人口が64〜65億人いる中で、何の不自由もない豊な生活を送っているのはたった8%、5億人程度しかいません。
もちろん1億2000万人の日本人はこの中に含まれます。
残りの92%の人々が貧しい生活を送り、中でも8億4200万人の人が栄養失調にかかり、1日に4万人、1年で1500万人の人が餓死しているのです。
この世界中の人々を、日本人の残飯10兆円分で助ける事ができます。
あなたはこの現状を知った時、日本の 「食」ついてどう考えますか?

食べるということが人間をつくる

@ 心をつくる

食卓で、親が不平不満ばかりを口にしていると、子供の中に怒り・悲しみ・寂しさといった思いが作られてしまいます。同じ食事でも、皆が楽しく食べていれば自然と良い人間関係ができあがるでしょう。

A 体をつくる
B 社会性をつくる
C 生命への畏敬をつくる

命あったものを頂くことに感謝する事で、自分の命も大切なのだと学ぶ事ができます。

半歩先への挑戦

上記のようなさまざまな現状を知った上で、今の生活の中で自分にできる事を考えてみましょう。
1日3食しっかり食べること。
野菜を取ること。
そして、より良きものをしかり選んでしっかり食べること。
3食のうちの1食でも、あるいは1週間に1度でも、できる範囲でかまいません。
まずは意識する事から始めるのが大切です。

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