プラーナーは大気中にあるとされる、宇宙エネルギーの微粒子のことです。
このプラーナを体内に吸い込むことで、酸素+αとなり生命力を強めるとされています。
ヨーガでは、人間が一生にする呼吸の数は決まっていて、せかせかと小さな呼吸をしていると、数だけし終えたところで死ぬとされていますから、呼吸はゆっくりします。
ガス交換は効率よくします
呼吸は、体の細胞に酸素を届け、赤血球の中のヘモグロビンに結びつけて、老廃物である二酸化炭素(炭酸ガス)を血液中から取り去るためにします。
この空気の出し入れをしているのは、横隔膜と肋骨、それに肋骨筋で、それは提灯と同じような仕組みになっています。
腹式呼吸で、お腹を十分にひっこめて吐き出しますと、胸の底部にある横隔膜が上がって肺が小さくなり、吐き出しやすくなります。
お腹をふくらませるように広げて吸いますと横隔膜が下がって肺が大きくなり、空気をたくさん吸うことができます。
それだけガス交換の効率がよい、というわけです。
呼吸は鼻でします
この重要な呼吸は、必ず鼻でします。
鼻の奥には繊毛があって、細菌やホコリが体内に入るのを防いでいます。
口には、この防御装置がありませんから、口から吸いますと細菌が入りやすいのです。
また、鼻で吸いますと、鼻を通っているうちに温まり、器官をいためにくくします。
呼吸は自律神経をととのえます
自律神経には、緊張を司る交感神経があり、吸う時に交感神経を、吐く時に副交感神経の働きを高めます。
背骨の中を通っている、自律神経は、体の血管、ホルモン、内臓、皮膚など、あらゆるとことを支配していますから、自律神経が乱れるといろいろな病気が派生し、精神的にイライラして興奮しやすいということも起こります。
特に、吐く息を長くすると毛細血管が広がり、内臓の奥、手足の先まで血液が送られ、感情のコントロールもできるのです。
このように、ヨーガは呼吸法を会得することで、自分の肉体と精神の健康をコントロールすることができます。
ダイエットと言うと、厳しい食事制限や激しい運動がつきものですが、そのような苦しいことをしなくてもやせられるのがヨーガです。
ヨーガをすると血液の循環がよくなります。
血液の循環がよいと新陳代謝がスムーズになりますから、余分な脂肪はエネルギーとなって燃焼し、どんどん消費されてしまいますので、たまる暇がありません。
やせるためには全身くまなく血液が行き渡るように、40分間くらい時間をかけてください。
自律神経が失調をきたし、血行が悪くなると、風邪をひきやすくなりますから、自律神経をととのえるポーズをします。
それと、温かくして、ゆっくり休むこと。
栄養補給もしてください。
自律神経は「背面伸ばしのポーズ」「ツイストのポーズ」などでととのえます。
ふとんの中で「安らぎのポーズ」をして寝み、咳が出たり、のどが痛い時は「ライオンのポーズ」を顔だけふとんから出してします。
鼻がむずがゆい時やクシャミが出る時は「鼻モミモミ」をします。
睡眠不足、風邪、胃が悪い、ストレスなどでも食欲不振になります。
あらゆる病気に伴う症状ですから、原因が分かっている時は、病気を治すことが先決ですが、なんとなくという時、胃腸のツボを刺激して血行をうながすと食欲が出てきます。
「ゆれる吉祥のポーズ」は胃腸のツボを刺激します。
寝床の中で「決まったポーズ」を10分間すると緊張がとれて食欲が出ます。
「ライオンのポーズ」は、唾液腺ホルモンを刺激して消化を助けます。
「お腹のマッサージ」をすると胃腸の働きが活発になり食欲が出ます。
風邪をひくたびに扁桃炎を起こし、それが慢性になると、いつものどや首が重苦しくなります。
これは、首の姿勢が悪く、頚椎にゆがみがあり、肩から首の筋肉がこって、血液の循環が悪くなっているからなのです。
頚椎のゆがみをとって血行をよくし、のどの痛みをとるのにふさわしいポーズは「すきのポーズ」と「魚のポーズ」「花時計のポーズ」です。
「ライオンのポーズ」は、のどの奥のツボを刺激して血行をよくし、腫れや痛みをとりますから、顔だけでもよいので4〜5回続けてしてみてください。
ぜん息の原因の一つに、姿勢の悪さからくるものがあります。
悪い姿勢でねじれた気管がストレスを起こし、自律神経の失調と呼吸困難を起こすのです。
また、緊張すると血管が締まり、ホルモンの分泌も狂って、気管の粘膜が弱まります。
正しい姿勢で緊張をとり、背骨を伸ばして「風船呼吸法」で長く息を吐き、副交感神経の働きをうながします。
「胸のマッサージ」で胸の血行をよくし「すきのポーズ」で頚椎と自律神経をととのえます。
予防として「ひばりのポーズ」「猫のポーズ」をします。
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