健康な髪のための育毛法

脱毛は、人によってさまざまな原因やパターンがありますが、髪の毛と頭皮の健康を保てば進行を抑えることができます。
それが育毛です。

育毛のトータルチェック

1〜10の設問に答え、あてはまる項目の□にチェックを入れてください。
□ 01. 抜け毛が増えた
□ 02. 毛が細くなった
□ 03. 白髪が増えた
□ 04. 枝毛が多い
□ 05. 毛髪につやがない
□ 06. フケがたくさん出るようになった
□ 07. 円形脱毛がある
□ 08. 頭皮がかゆい
□ 09. 頭皮や顔、首にかぶれがある
□ 10. 家族に薄毛の人がいる

症状から見る育毛の必要性

上記の設問にチェックの数が多いほど育毛の必要があります。
赤色に当てはまる人、または3つ以上チェックがついた人
  すぐ病院に行って検査を受けましょう。
緑色が一番多く当てはまった人
  早めに病院で検診を受けた方が良いでしょう。
青色が一番多く当てはまった人
  油断せず検診を受けた方が安心です。

正しいヘアケアで育毛促進

生活環境は頭髪の健康に影響します。
特に、睡眠不足と喫煙は抜け毛を促進させます。

髪に優しいシャンプーのしかた

頭髪の健康には、シャンプーで頭皮を清潔に保つことが大切ですが、間違ったシャンプーのやり方では頭皮にダメージを与えて、かえって育毛を妨げてしまいます。
@ 髪がほつれたままだと無理な力がかかって髪を傷める原因になるので、シャンプー前には軽くブラッシングしましょう。
この時、頭皮の汚れやフケを浮き上がらせるようにします。
A シャンプーを全体に均等に行きわたらせるため、38〜40度のお湯で、髪と頭皮を充分に濡らします。
シャンプーは直接髪にかけずに、手のひらにとってお湯でよく泡立ててから使います。
B 毛穴から汚れを押し出すつもりで、爪を立てず指の腹で頭皮をマッサージするように洗っていきます。
この時、頭皮を傷つけないようにしてください。
C 汚れがひどく、泡立ちが悪い場合は、すすいだ後、1回目の半分の量のシャンプーでもう1度洗います。
乾燥肌の人や頭皮に傷がある人は2度洗いはさけましょう。
D たっぷりのお湯で、しっかりすすぎます。
シャンプーのすすぎ残しがあると、頭皮の肌荒れやかぶれの原因になり、結果的に脱毛を引き起こします。
E リンス、トリートメントは使用上の注意をよく読んで、それぞれの製品に合わせた使い方をしてください。
髪の毛に良い効果があっても、頭皮を傷める事があるので、すすぎはシャンプーよりも丁寧に行いましょう。
F 洗髪後、濡れたまま寝たりすると、摩擦で髪を傷めることがあるので、なるべく早く乾かしましょう。
タオルを指で軽く押し当てるようにして乾かします。
G タオルで充分に乾かなかった場合は、ドライヤーを使います。
ドライヤーは髪から15cm以上離して、1ヶ所に集中しないよう絶えず動かしながら当てます。
設定温度は低めに、風量を多くして当てると良いでしょう。

生活習慣の改善

昼間に受けた髪や頭皮へのダメージは、睡眠中に働く免疫細胞やホルモンによって修復されます。
充分な睡眠をとる事は育毛にとって大切な事です。
睡眠不足は身体の生理機能を低下させ、それによって自律神経やヘアサイクルの乱れが生じる事になります。
お酒の飲みすぎも育毛には良くありません。
アルコールのとりすぎは、毛髪の成長に必要なタンパク質の生成を妨げます。

血行を良くする

髪の毛に必要な栄養分は、頭皮の毛細血管を通って髪の毛のつくる毛母細胞に運ばれます。
頭皮の血行が悪くなると、毛母細胞に栄養が届かなくなるため、抜け毛、薄毛の原因になります。
血行を良くするには、頭皮のマッサージやツボ押しが効果的だと言われています。
また、程度に運動することも血行を促進します。
ただし、紫外線の浴びすぎは抜け毛を増やす作用があります。
日中、戸外で運動するときは、帽子を着用してください。
血管を収縮させる喫煙は、頭皮の血行を悪くするため、育毛には良くありません。

ストレスをためない

ストレスがたまると自律神経やヘアサイクルがくずれて、毛髪の成長に影響を及ぼします。
女性の薄毛や抜け毛にもストレスは大きく係わっていると言います。
ストレスをためない生活を心掛けましょう。
ストレスがたまっていると感じたら、自分なりにリラックスできる時間を作ったり、趣味を持つと良いでしょう。
また、抜け毛や薄毛が気になって、それがストレスになる場合があります。
1人で悩む前に、皮膚科に行って相談することをお勧めします。

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