防災のヒント

耐久財は設置時に防災対策を考えておくことが大事。
たとえばエアコンの室外機は津波や洪水に備えてできるだけ高い所に設置しておきましょう。

パソコンや携帯電話が使えなくなると連絡先がまったくわからなくなってしまう危険性も。
手書きのアドレス帳かプリントアウトで備えて。

震災では、ガラスや割れ物の破片など危険物が足元に散乱する可能性が高いので、家の中を安全に歩くためにも、厚底のスリッパがあると便利です。

備えているつもりでも、いざとなって使えなくなれば無意味です。
電池を使う機器は残量が充分にあるか、バッテリーチェッカーなどで確認を。

毛布、シュラフ、エマージェンシーブランケット、タオルやカイロなど、暖をとるものはありますか?
低体温症などを防ぐために重要です。

被災後の片付けなどでは、短期間に集中して物を動かしたり、使い慣れない道具を扱う事も多いですが、ゴム引きの頑丈な農作業用手袋があれば手を守れます。

混乱時に紛れてなくならないように鍵はバッグとつなげておくと安心。
いざという時、助けを呼ぶのに役立つ笛や鈴も一緒につけておきましょう。

地震のときはペットもあわてるもの。
袋に入れてしっかりと抱いてあげると猫も安心です。
平時の避難訓練も大事ですよ。

停電の時はなるべく冷蔵庫の開閉を控えるのが温度を保つコツ。
保冷バッグがあれば、電気がなくても冷蔵品の保存がある程度可能です。

ポリ袋に水を入れて口を閉じ、ゴミ箱に入れれば、ふたつきの水がめ代わりに使う事ができます。
ただし、飲む時は必ず煮沸してから。

消臭スプレーや減菌できるウエットティッシュ、使い捨てのマスクなどの衛生用品は、できるだけ準備しておきましょう。
食中毒や感染症から身を守るために役立つものです。

備蓄食は乾物、レトルトパック、缶詰など日持ちする食品を中心に、自分が食べたいと思う物を購入しておくと非常時でも安心感が保てます。
賞味期限をカレンダーに記録しておき、確認&入れ替えも忘れずに。

車で移動しなければならない時に備え、車のガソリンは意識して補充しておき、車の中には破壊が必要な救助に備えてバール・のこぎり・ジャッキ・ハンマー・タオル・軍手なども入れておく事。

家族の名前や所属の連絡先、家族や友人などの連絡先、預金通帳や健康保険証、パソコンやカードのパスワード、かかりつけの病院名など、大切な情報や使用方法は家族で共有しておきたいものです。

水のライフラインが止まった時のトイレ事情は深刻。
フタ付きのポリバケツとポリ袋があれば、簡易トイレとしても活用できます。

被災時、もしも雨が降っていても、ブルーシートとクッションシート、そして防水のロープがあれば、しばらくの間ですが、雨露をしのぐ事ができます。

エネルギーの供給源となる一口羊羹とたんぱく質の供給源となるいり大豆は、子供の脳の発達を守るために役立つ備蓄食品です。
なるべく他の食品と一緒に備蓄しておきましょう。

熱湯を入れられる金属ボトル、キャップがオレンジ色のペットボトルも活用できます。
お湯を入れてスグはカイロ代わりに、冷めたら飲み物に。

避難生活に備える知恵

柔らかい頭で工夫して、日頃の備蓄と知恵で命をつなぎましょう。

清潔な水がない時は蒸し器を活用

蒸気で加熱する「蒸し料理」は、風呂水などでも衛生的に調理できます。

米粉があれば「省エネごはん」ができる

食べ慣れたお米があるだけで災害時にも心が落ち着くものですが、ライフラインが不安定な状況下ではご飯を炊く事さえ困難な場合があります。
火力が弱くても、短時間しか火が使えなくても、米粉があれば食べやすい料理を作る事ができます。

こんな調理器具が便利

調理器具は日頃のアウトドアなどのレジャーでも使い勝手の良い道具が、災害時にも便利です。

保存性の高い野菜や芋は日頃から切らさない

ジャガ芋・人参・玉ネギ・カボチャ・サツマイモなど常温で保存期間の比較的長い野菜や芋をいつも備えておくと安心です。

粉ミルクやオムツはポリ袋に入れておく

赤ちゃんのいる人は、必要なものをポリ袋に入れて保管しておきましょう。
ポリ袋は品物を保護するだけでなく、汚れたオムツを入れて衛生的に処分するためにも役立ちます。

圧力鍋や保温鍋で短時間の過熱でも美味しく

熱源が限られている時は、ゆっくりコトコトという調理法は難しいもの。
でも圧力鍋や保温調理器があれば作れる料理の幅がグッと広がります。

ポリ袋はサイズ違いで備えておく

小さなポリ袋は断水時に食器や衛生的に調理するための手袋の代用になります。
大きなポリ袋は水汲み用。雨ガッパの代用、毛布やタオルを入れたものをさらに大きなポリ袋で包むと寝袋代わりにもなります。

子供が安全な場所で暮らせる「疎開先」を準備しておく

日頃から、自分の住む場所とは違う地域に信頼できる人間関係を築いておいたり、実際に子供を滞在させておきましょう。
特に復興時は工事が多く、空気の環境も悪化しがちです。
ぜんそくやアトピーの子供には疎開先の準備は欠かせません。

非常持ち出し袋にはタオルを入れておく

タオルは、いざという時、暖をとるためにも、衛生的に過ごすためにも使えます。
一度洗って乾かしたタオルをたくさん、濡れないようにポリ袋に入れた状態で持ち出し袋に入れておきましょう。

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