ヘッドスパとは

毎日シャンプーをきちんとしていても、毛穴には老化した皮脂が溜まっているもの。
その汚れをゆったりリラックスしながら、しっかりサッパリ落とすのがヘッドスパです。
ヘッドマッサージにより、頭皮の血流を改善し、老廃物や毒素の除去を促して、頭のツボを効果的に刺激することで、内蔵機能を活性化させることができます。

ヘッドスパの必要性

欧米化による脂っこい食事やストレスの多い生活、睡眠不足などが頭皮や髪の毛にもダメージを与えてしまいます。
髪の毛に栄養を送っている毛細血管が脂質で詰まると、髪の毛に栄養が行きわたらなくなり、過剰な皮脂が酸化して過酸化皮質になると、頭皮や毛母細胞に悪影響を及ぼし、いずれも脱毛・薄毛の原因になるのです。

髪への直接的なケアはされてると思いますが、その元となる頭皮へのケアを行っている方は少ないと思います。
現代人の健康で美しい毛髪を保つためには、日々のシャンプーだけでなく
@頭皮の血行促進
A毛母細胞の活性化
B頭皮のモイスチャーバランスを整える
上記3点をしっかりと行ってくれるヘッドスパが必要になってきます。

ヘッドスパの効果

髪は女性の年齢を物語るもの。
ヘッドスパは、頭皮の状態を良くし、コシとハリのある美しくて健康な髪の毛を育てるのが一番の目的です。
また、顔とつながっている頭皮をマッサージする事で小顔効果も期待できます。
フェイスラインがリフトアップされるので、顎や頬がシャープになり、全体的にむくみがとれスッキリした印象に。
フェイシャルケアを2回行うならば、それを1回に減らして、もう1回はヘッドスパへあててみるのもオススメです。

毛髪の構造

私たちの身体は毎日の食事から摂り込んだそれぞれの栄養を、まず生命の維持に直接関係する重要な器官から一番最初に、しかも一番たくさんの栄養を使っています。
髪や皮膚・爪など、生命に直接関係の無い部分に栄養が回ってくるのは身体の中で一番最後なのです。
逆に言うと、これら一番最後に栄養が回ってくる部位が元気であれば、身体が健康であるという証拠。
つまり髪の毛を見ればその人の健康状態が分かるのです。

発毛のサイクル

髪の毛は、毛母細胞から作られています。
毛母細胞は、成長期の毛根の下部、球状に膨れた毛球と呼ばれる場所に詰まっていて、
毛母細胞の中心には、毛乳頭といわれる組織があり、髪の毛をつくるに当たって非常に大きな役割を果たしています。
毛乳頭は、周囲に網の目のように張り巡らされている毛細血管を通じて髪の毛を発生させるために必要な栄養分や酵素を受け取ります。
そして、今度はその栄養や酵素を元に毛母細胞に細胞分裂をさせます。
分裂した細胞が硬くなっていくことによって髪の毛になり、それが毛穴から頭皮の外に生えてくるのです。
発毛サイクルがスムーズになると、毛乳頭の細胞の働きが活発になって、健康的な毛が生えてくるようになります。

髪のQ&A

髪の形状が人によって違うのはナゼ?
髪の形状は、直毛(ストレート)、波状毛(ウェーブ)、縮毛(カーリー)の3種類に分類されます。
くせ毛は、先天的なもので、頭皮の中で毛根が曲がっていたり、髪そのものが円形ではなく楕円形の歪んでいたりするために発生します。

髪の太さはどれくらい?
日本人の髪の太さの平均値は0.07〜0.1mmと言われています。
一般的に男性よりも女性、子供よりも大人の方が髪は太めです。
個人の生活状況、体質などにより差はありますが、女性では30歳前後、男性では20歳前後に太さがピークに達し、それ以降は次第に細くなります。
年齢と共に髪にボリュームやハリがなくなっていく原因の一つは、この太さの変化によるものです。

髪の硬さは何で変わるの?
髪は、太いほどタンパク質が多く、細いほど少ないと考えられています。
一般的に太い髪は硬く、細い髪は柔らかいようです。

髪の色が人によって違うのはナゼ?
私たちの髪の色を決めているのは、毛皮質に多く含まれているメラニン色素です。
そして、そのメラニン色素にはユーメラニンとフェオメラニンの2種類があります。
ユーメラニンは濃い褐色、フェオメラニンは黄色から赤に近い色をしていて、この2つのメラニン色素の量の違いが、黒髪・金髪・銀髪・栗色・赤毛など、さまざまな髪の色を作っています。
メラニン色素を作る時に欠かせないのが、チロシナーゼという酵素です。
しかし、この酵素は40歳を過ぎると自然に減少してしまいます。
チロシナーゼが減れば、当然メラニン色素を充分につくることができなくなり、メラニン色素を含まない髪である白髪が生えてきます。
日本人の場合、白髪になり初めの髪が、完全な白ではなく、やや黄みを帯びていることが多いのは、褐色のユーメラニンの生産が老化と共に止まっても、フェオメラニンの生産がしばらく続いているからです。

ヘッドスパ テクニック

マッサージは、頭皮の血行を促進し、頭皮を柔軟にしてくれます。
まず、頭皮の緊張をほぐすために、指の腹で頭皮全体を包み込むようにゆっくりと揉みほぐしましょう。
前頭部、後頭部、さらに即頭部から頭頂部へと揉み上げるとより効果的です。
毛髪の栄養は、頭皮内部の毛細血管から毛乳頭と通して取り込まれるので、血行を良くすることは育毛効果にも繋がります。

自分でできるヘッドスパ

@首から肩にかけて親指以外の4本の指で軽く揉みます。
  力を入れすぎないように、指先で小さく円を描くように動かしましょう。

A後頭部を5本の指でつまむように下から上へ揉んでいきます。
  頭皮はデリケートですので、決して力を入れすぎないように注意しましょ
  う。

B両手を軽く開いて、頭全体を包むように当て、手の平の腹部分で円を描
  くように髪の生え際をマッサージします。

C指先を使って生え際からゴールデンポイントに向けて指を這わせるよう
  に揉み進みます。
  ゴールデンポイントとは、顎先と両耳の一番
  高いところを結んだ線と、正中線(センター
  ライン)が交差する点のことを言います。

D指先を頭皮にあて、頭全体を10本の指でポンポンと軽くたたきます。

他人に行うヘッドスパ

@指圧
  指の腹にやや力を入れて頭皮を圧迫したら、指を離します。
  これを数回繰り返します。

A頭皮を動かす
  指の腹で頭皮を軽くつかんで前後に動かします。

Bマッサージ
  後頭部→側頭部→前頭部の順に、髪の生え際からゴールデンポ
  イントに向けて、指先で小さく円を描くように頭皮を動かしていきま
  す。
  頭皮はデリケートですので、決して力を入れすぎないように注意し
  ましょう。

C仕上げ
  頭頂部を指先で、物をつまみあげるような動作で刺激し、最後に
  スッと指を抜きます。

ヘッドスパに関するセミナー  トップページへ戻る

アダージョの会 参加者募集中!

板前料理まえ田では、暮らしの彩りを題材とした様々なセミナーを行っております。
約3ヶ月に1度、1年間で3〜4回程度の定期講座です。
お申し込み・お問い合わせは 0544-26-0062(板前料理 まえ田) まで。
お気軽にお電話ください♪